
「事故を起こした車って、もう売れないんじゃ...」と思い込んでいる方が意外と多いです。結論から言うと、事故車・修復歴ありの車でも買取はできます。ただし、破損の程度と業者選びで査定額に数十万円の差がつくことも珍しくありません。この記事では、事故車の買取相場の目安から、タウ・廃車王・カーネクストといった専門業者の使い方まで、2026年の最新情報をもとにまとめました。
目次
そもそも「事故車」「修復歴あり」とは?定義の違いを正しく理解しよう
事故車の買取を考える前に、「修復歴あり」と「事故歴あり」の定義の違いを押さえておきましょう。この2つは似ているようで、査定への影響がまったく異なります。
修復歴ありの定義
自動車公正取引協議会と日本自動車査定協会(JAAI)が定める基準では、「修復歴あり」とは車の骨格部分(フレーム)に損傷を受け、修理・交換した経歴がある車を指します。具体的には、フロントクロスメンバー、フロントインサイドパネル、ピラー、ダッシュパネル、ルーフパネル、フロア、トランクフロアといった骨格部位が対象です。
事故歴ありとの違い
一方、「事故歴あり」は文字通り事故の履歴がある車すべてを指す言葉です。バンパーの擦り傷やドアの凹みなど、フレームに損傷がない修理だけなら「修復歴なし」扱いになります。つまり、査定で大きく減額されるのは「修復歴あり」の車であって、軽い板金塗装くらいでは査定への影響は限定的です。
事故車の買取相場はいくら?破損レベル別の減額目安
事故車の買取相場は、破損の程度と車種・年式によって大きく変わります。ここでは破損レベル別の減額幅を整理します。
破損レベル別の減額目安
軽微な損傷(バンパー・フェンダー等の外板修理のみ)の場合、修復歴なしの車に比べて5万円から15万円程度の減額にとどまります。中程度の損傷(フレーム一部の修正・交換)では、普通車で30万円から50万円、軽自動車で20万円前後の減額が目安です。重度の損傷(複数のフレーム部位に及ぶ修正)の場合は、買取価格が修復歴なし車の3割から5割程度まで下がることも珍しくありません。
一般的に、修復歴ありの車の買取価格は、修復歴なしの同条件車と比べて20%から30%減額されるのが相場と言われています。たとえば修復歴なし車の買取価格が100万円であれば、修復歴あり車は70万円から80万円程度が目安になります。
水没車・全損車の場合
水没車は修復歴車以上に査定が厳しくなり、エンジンや電装系統に深刻なダメージが及んでいる場合は値段がつかないケースもあります。ただし、事故車専門の買取業者であれば、パーツ取りや海外輸出ルートを活用して数万円から数十万円の買取価格を提示してくれることがあります。
事故車専門の買取業者を選ぶべき理由とは?
一般的なディーラー下取りや中古車買取店では、事故車の査定額が大幅に低くなるか、買取そのものを断られるケースが少なくありません。事故車専門の買取業者が高い価格を提示できる理由は、以下の3つです。
まず、海外への販売ルートを持っている点。日本では修復歴ありと敬遠される車でも、海外では日本車の品質の高さから需要があります。タウは世界125カ国以上への販売ネットワークを持っており、国内では値段がつきにくい車でも海外輸出で価値を見出せます。
次に、パーツ単位での再販ルートがある点。エンジン、ミッション、ドアパネルなど、車を解体してパーツごとに販売することで、車両全体としては価値が低くても収益を確保できる仕組みです。
そして、自社オークションや独自の流通経路を持っている点。仲介マージンを抑えて、その分を買取価格に上乗せできます。
主要な事故車専門買取業者の比較
事故車や廃車の買取を専門に扱う主要業者を比較します。
| 比較項目 | タウ | 廃車王 | カーネクスト | ハイシャル |
|---|---|---|---|---|
| 創業・実績 | 1996年創業・1997年設立、累計140万台以上 | 全国150店舗展開 | 海外販路に強み | 年中無休対応 |
| 最低買取保証 | あり(0円以上) | あり(0円以上) | あり(0円以上) | あり(0円以上) |
| レッカー費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 廃車手続き代行 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 査定方法 | 実車査定中心(約8割) | LINE写真査定対応 | 電話・Web査定 | 最短20秒スピード査定 |
| 海外販路 | 125カ国以上 | あり | 幅広い海外ルート | あり |
| 特徴 | 日本初の損害車買取専門業者 | 実店舗型で対面相談可能 | どんな状態でも対応 | 他社で断られた車に強い |
どの業者もレッカー費用無料・廃車手続き代行無料が基本となっています。最も高い買取価格を引き出すには、3社以上に査定を依頼して比較することをおすすめします。

事故車を高く売るための5つの査定テクニック
テクニック1:複数の業者に相見積もりを取る
事故車の査定額は業者によって大きく異なります。1社だけで決めず、最低でも3社から見積もりを取りましょう。事故車専門業者だけでなく、一般的な中古車買取店にも依頼することで、思わぬ高額査定が出ることがあります。
テクニック2:修復歴を正直に申告する
修復歴を隠して査定に出しても、プロの査定士には見抜かれます。査定時にバレなくても、後から発覚した場合は契約不適合責任を問われ、売却額の返還や損害賠償を請求されるリスクがあります。最初から正直に申告することで、信頼関係を構築し、適正な査定を受けられます。
テクニック3:自分でできる範囲の清掃・整備を行う
修復歴そのものは変えられませんが、車内の清掃、洗車、消臭といった基本的なメンテナンスは査定員の印象を良くします。整備記録簿が残っていれば必ず用意しましょう。
テクニック4:売却のタイミングを見極める
1月から3月は中古車市場が活発になる時期であり、買取価格が上がる傾向にあります。また、自動車税の課税基準日は4月1日であるため、3月末までに売却を完了させると翌年度の自動車税を負担せずに済みます。
テクニック5:パーツや付属品を揃えておく
純正パーツやスペアキー、取扱説明書などが揃っていると査定額にプラスになります。社外品に交換している場合は、純正パーツを保管しているならそれも一緒に査定に出しましょう。
修理してから売るべき?そのまま売るべき?判断基準を解説
事故車を売却する際に悩むのが「修理してから売るか、そのまま売るか」という問題です。
結論としては、多くの場合「修理せずにそのまま売る」ほうが得策です。その理由は、修理費用が査定額の上昇分を上回るケースが大半だからです。たとえば、修理に50万円かけても、修復歴ありという記録は消えないため、査定額は50万円分も上がりません。
ただし、例外があります。バンパーやドアの軽微な凹み程度で、修理費用が5万円以下に収まる場合は、修理することで「修復歴なし」のまま売却でき、結果的に手取りが増えることがあります。フレームに損傷がない場合に限り、修理を検討する価値があるでしょう。
事故車を売るときに必要な書類は?
事故車であっても、通常の車売却と同じ書類が必要です。普通車の場合は、自動車検査証(車検証)、自賠責保険証明書、自動車税納税証明書、印鑑登録証明書、実印、リサイクル券の6点が基本です。軽自動車の場合は実印と印鑑登録証明書が不要となり、認印で手続きが可能です。
なお、2023年1月から普通車、2024年1月から軽自動車にも導入された電子車検証の場合、「自動車検査証記録事項」を別途取得する必要がある点に注意してください。

事故車買取に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 事故車は本当に売れるのですか?
はい、売れます。事故車専門の買取業者であれば、海外輸出やパーツ取りなどの独自ルートを活用して買取してくれます。タウやカーネクストなどの主要業者は「0円以上の買取保証」を掲げており、値段がつかないということは基本的にありません。
Q2. 修復歴を隠して売却することはできますか?
プロの査定士はフレームの溶接跡や塗装のムラなどから修復歴を見抜きます。仮に売却時にバレなくても、その後の転売時に発覚すれば、告知義務違反として損害賠償を請求されるリスクがあります。必ず正直に申告してください。
Q3. 事故車の買取にかかる費用はありますか?
事故車専門の買取業者であれば、レッカー費用、廃車手続きの代行費用ともに無料が一般的です。ただし、一般の中古車買取店ではレッカー費用が別途かかる場合があるため、事前に確認しましょう。
Q4. 車検が切れている事故車でも売れますか?
車検切れの車でも買取は可能です。事故車専門業者は自社でレッカーを手配してくれるため、公道を走行する必要がなく、車検の有無は問題になりません。
Q5. 事故車の買取と廃車の違いは何ですか?
買取は車に値段がついて売却する方法であり、廃車は車を登録抹消する手続きです。事故車専門業者の場合、買取と同時に廃車手続きを代行してくれるため、実質的な違いは「お金がもらえるかどうか」です。専門業者なら廃車にする場合でも買取金額を提示してくれることが多いため、まずは査定を依頼することをおすすめします。
Q6. ローンが残っている事故車でも売れますか?
ローンが残っている車は所有権がローン会社やディーラーにある場合が多く、そのままでは売却できません。ローン残債を一括返済して所有権を自分に移すか、買取額でローン残債を相殺する方法が一般的です。買取業者によっては、ローン残債の精算手続きを代行してくれるところもあります。
Q7. 自走できない事故車でも買取してもらえますか?
自走できない不動車でも買取は可能です。タウ・廃車王・カーネクスト・ハイシャルなどの主要業者はすべて、レッカーによる無料引き取りに対応しています。水没車やエンジンがかからない車でも対応してもらえます。
まとめ:事故車でも諦めずに専門業者に査定を依頼しよう
事故車・修復歴ありの車でも、業者選び次第でしっかり値段がつきます。やるべきことはシンプルで、事故車専門業者を含む3社以上に相見積もりを取ること、修復歴を正直に伝えること、売却タイミングを意識すること。この3つです。
一般のディーラーや買取店で「値段がつかない」と言われた車でも、タウ・廃車王・カーネクストなら海外輸出やパーツ再販のルートで買い取ってくれます。無料査定だけでも試してみる価値はあります。