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2026年に値上がりが期待できる買取ジャンル予測|投資目線で見る中古市場

2026年に値上がりが期待できる買取ジャンル予測|投資目線で見る中古市場【2026年版】

「不用品を売る」だけでなく、「将来値上がりしそうなモノを今のうちに押さえておく」。そんな投資的な視点で中古市場を見る人が増えてきました。リユース市場は2023年時点で約3兆1,227億円に達し、2030年には4兆円規模になるとの予測もあります。ここでは2026年に買取価格の上昇が見込まれるジャンルを具体的に取り上げ、投資目線で中古市場を活用するヒントを整理します。

この記事でわかること

  • 2026年に買取価格が上がると予測される7つのジャンル
  • ロレックス・エルメスなど高級ブランドの最新価格動向
  • トレーディングカード・レトロゲームの高騰理由
  • 金・貴金属の買取相場と今後の見通し
  • リセールバリューの高い商品を見極めるポイント

2026年の中古市場を取り巻く環境

2026年の中古市場には、値上がりを後押しするいくつかの構造的な要因が存在しています。

まず、円安の長期化です。日米の金利差を背景に円安基調が続いており、海外ブランド品の国内定価が上昇し続けています。定価の上昇は中古品の買取相場にも波及するため、ブランド品全般の値上がり要因となっています。

次に、Z世代を中心としたY2Kリバイバルブームです。2000年前後のカルチャーが若年層に再評価されており、当時のファッションアイテムやデジタルガジェットの需要が急増しています。

さらに、金相場の歴史的高騰が挙げられます。地政学リスクの高まりやインフレヘッジとしての金需要が増加し、金の国際価格は過去最高水準を更新しています。

値上がりが期待できる7つの買取ジャンル

1. 高級腕時計(ロレックス・パテックフィリップ・オーデマピゲ)

高級腕時計市場は2026年も堅調な値上がりが見込まれます。ロレックスは2026年1月1日付で定価改定を実施し、ステンレスモデルで6%から7%台、コンビモデルで8%から9%、ゴールドモデルで約10%の値上げとなっています。

モデル改定前定価改定後定価値上げ率
ロレックス GMTマスター 126711CHNR2,675,200円2,907,300円約8.7%
ロレックス サブマリーナ 126610LN1,570,800円1,683,000円約7.1%
ロレックス デイトナ 126500LN2,349,600円2,499,200円約6.4%

定価改定が行われると、並行新品相場も連動して上昇する傾向があります。仕入れ値が上がることで中古市場の買取価格も底上げされるためです。ロレックスのデイトナ、GMTマスターII、サブマリーナは引き続き供給不足が続いており、プレミアム価格での取引が継続すると見られています。

パテックフィリップのノーチラスやオーデマピゲのロイヤルオークも、正規店での入手困難さから中古市場での価格が高止まりしています。

2. エルメスのバーキン・ケリー

エルメスは2026年2月1日に5%から15%程度の値上げを実施しました。バーキンとケリーは正規店で購入すること自体が極めて困難で、中古市場では定価の2倍から4倍で取引されるケースも珍しくありません。

原材料の高騰、需要と供給の極端なアンバランス、ブランド戦略としての希少性維持がこの価格を支えています。特にバーキン25のトゴ素材やケリー25のエプソン素材は、2026年も値上がり傾向が続くと予測されています。

3. トレーディングカード

ポケモンカード、ワンピースカード、遊戯王カードを中心に、トレカ市場は2026年も活況が続いています。特にポケモンカードは海外需要も旺盛で、初期の旧裏面カードやプロモカードには数百万円の値がつくこともあります。

トレカが値上がりする背景には、コレクター需要の拡大、海外投資家の参入、PSA・BGSなどの鑑定サービスの普及があります。鑑定済みカード(グレーディング済み)は未鑑定品と比べて数倍の価格差がつくこともあり、「鑑定に出す」という行為自体が投資戦略の一つになっています。

4. レトロゲーム・ヴィンテージゲーム機

ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、NINTENDO64などのレトロゲーム機とソフトは、ノスタルジー需要とコレクター市場の成熟により価格が上昇しています。

特に未開封品やコンディションの良い箱付き完品は、プレミアム価格で取引されます。例えば、ファミコン版「スーパーマリオブラザーズ」の未開封品は海外オークションで数千万円の値がついた事例もあります。国内市場でも、レトロゲームの買取専門店が増えており、適正な価格で評価される環境が整いつつあります。

5. フィルムカメラ・オールドレンズ

Y2Kブームの影響で、フィルムカメラが若年層を中心に人気を集めています。ライカ、ニコン、キヤノンのクラシックモデルに加え、コンタックスT2やニコン35Tiといったコンパクトフィルムカメラの買取相場が急上昇しています。

フィルムカメラの供給は限られており(すでに生産終了しているため)、需要が増えるほど価格は上がる一方です。オールドレンズもミラーレスカメラへのアダプター装着で活用する層が増えており、カールツァイスやフォクトレンダーの人気モデルは10万円を超える買取価格がつくこともあります。

6. 金・プラチナ・貴金属

金の国際価格は2026年も過去最高水準を更新し続けています。地政学リスク(中東情勢、ウクライナ紛争の長期化)、各国中央銀行の金購入増加、インフレヘッジ需要の高まりが背景にあります。

金の買取価格はインゴット(延べ棒)だけでなく、18金や14金のアクセサリー、金歯、記念コインなどにも波及しています。自宅に眠っている金製品がある方は、現在の高値のうちに売却を検討する価値があります。

プラチナは金と比べて価格が低迷していましたが、水素エネルギー関連の需要増加に伴い、緩やかな回復傾向にあります。

7. ヴィンテージファッション・デザイナーズ古着

マルタン・マルジェラのアーティザナルライン、ラフ・シモンズの初期コレクション、ヘルムート・ラングの1990年代アーカイブなど、デザイナーズヴィンテージの買取相場が上昇しています。

Y2Kブームと連動して、2000年前後のストリートブランド(BAPE、Supreme、Stussy)のアーカイブアイテムも高騰しています。特にSupremeのBOXロゴTシャツやBAPEのシャークパーカーの初期モデルは、数万円から十数万円で取引されています。

値上がりジャンル比較表

ジャンル値上がり要因リスク投資難易度保管の容易さ
高級腕時計定価改定・供給不足景気後退時の下落高い(高額な初期投資)容易
エルメス希少性・ブランド力偽物リスク非常に高い(入手困難)容易
トレーディングカードコレクター需要・海外市場バブル崩壊リスク中程度容易(専用ケース必要)
レトロゲームノスタルジー・コレクター供給量の読みにくさ中程度容易
フィルムカメラ生産終了・Y2Kブームブーム終息の可能性低い(手頃な価格帯)やや注意が必要
金・貴金属地政学リスク・インフレ金相場の急落低い(少額から可能)容易
ヴィンテージ古着Y2K・アーカイブ需要トレンド変化中程度やや注意(虫食い等)
2026年に値上がりが期待できる買取ジャンル予測|投資目線で見る中古市場【2026年版】

リセールバリューの高い商品を見極める3つのポイント

供給が限られているか

値上がりの最大の条件は供給の限定性です。生産終了品、限定モデル、正規店で入手困難な商品は、需要が一定である限り価格が上がりやすい構造を持っています。ロレックスのスポーツモデルやエルメスのバーキンが好例です。

需要が安定しているか(または拡大しているか)

一時的なブームで需要が急増した商品は、ブーム終息とともに価格が急落するリスクがあります。長期的に安定した需要がある商品、または海外市場の拡大によって需要が構造的に増加している商品が理想的です。

保存状態を維持しやすいか

投資として考える場合、保管中の劣化リスクも重要な判断材料です。金・貴金属は腐食しにくく保管が容易ですが、衣類は虫食いやカビ、カメラは湿気による故障リスクがあります。適切な保管環境を用意できるかどうかも、投資判断に含めるべきです。

中古品投資の注意点

中古品への投資はあくまで自己責任であり、確実な利益を保証するものではありません。以下の注意点を理解したうえで判断してください。

流動性リスクがあります。不動産や株式と異なり、中古品は売りたいときにすぐ売れるとは限りません。買い手が見つかるまでの期間やプラットフォーム手数料なども考慮する必要があります。

真贋リスクも無視できません。特にブランド品やトレカは偽造品が出回っており、本物を見極める目利き力が求められます。信頼できる購入先を選び、鑑定書や保証書を確保することが重要です。

トレンドの変化にも注意が必要です。Y2Kブームやトレカブームが永続する保証はなく、消費者の関心が移れば価格は下落します。分散投資の考え方を取り入れ、一つのジャンルに集中しすぎないことが賢明です。

2026年に値上がりが期待できる買取ジャンル予測|投資目線で見る中古市場【2026年版】

よくある質問(FAQ)

Q1. 今から買って2026年中に値上がりが期待できるものは何ですか?

短期的に最も確度が高いのは金・貴金属です。地政学リスクの継続と各国中央銀行の金購入増加により、金相場は当面の間、高止まりまたは上昇が予測されています。ブランド時計も定価改定の影響で中古相場が上がりやすい状況ですが、初期投資が高額な点に注意が必要です。

Q2. トレーディングカードバブルは崩壊しませんか?

2021年から2022年にかけてのような急激な高騰は落ち着きましたが、市場全体が崩壊したわけではありません。PSAやBGSなどの鑑定サービスが定着し、コレクター市場が成熟したことで、高グレード品や希少カードについては安定した価格推移が見られます。ただし、一般的なパック開封品や中間グレードのカードは価格が横ばいから下落傾向にあるため、選別が重要です。

Q3. フィルムカメラはどの機種が値上がりしやすいですか?

コンタックスT2、コンタックスT3、ニコン35Ti、リコーGR1シリーズ、ライカM6といった高級コンパクトフィルムカメラが特に値上がりしています。一眼レフでは、ニコンFM2やキヤノンAE-1が人気です。購入時には動作確認済みの個体を選び、防湿庫での保管をおすすめします。

Q4. ロレックスは今買っても値上がりしますか?

ロレックスのスポーツモデル(デイトナ、サブマリーナ、GMTマスターII)は供給不足が続いており、正規店での購入は依然として困難です。定価改定による底上げ効果もあり、中長期的には価格が上がる可能性は高いと見られています。ただし世界的な景気後退やロレックスの増産方針の転換があれば下落リスクもあるため、余剰資金の範囲内で検討してください。

Q5. レトロゲームの値上がりはいつまで続きますか?

レトロゲーム市場は、当時のプレイヤー世代(1970年代から1990年代生まれ)が経済力を持つ40代から50代に差し掛かっていることが需要の背景にあります。この世代のノスタルジー消費は今後10年から15年程度は継続すると見られていますが、未開封品や希少タイトルに限っての話です。一般的な中古ソフトの大幅な値上がりは期待しにくい状況です。

Q6. ヴィンテージ古着への投資は初心者でもできますか?

ヴィンテージ古着は比較的少額(数千円から数万円)から始められるため、投資のハードルは低いです。ただし、ブランドやアイテムの知識が不可欠であり、目利き力を磨くまでに時間がかかります。まずはセカンドストリートメルカリで相場を研究し、得意なジャンルを見つけることから始めるのがおすすめです。

まとめ

2026年の中古市場では、高級腕時計、エルメス、トレーディングカード、レトロゲーム、フィルムカメラ、金・貴金属、ヴィンテージ古着の7ジャンルが値上がり候補です。円安・インフレ・定価改定という外部環境に加え、Z世代のY2Kリバイバルやコレクター市場の成熟が価格上昇を後押ししています。ただし中古品投資にリスクはつきもの。余剰資金の範囲で楽しむ姿勢が大前提です。まずは自宅に眠っているコレクションの相場を調べてみるところから始めてみてください。

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